謝罪する清海鎭海運のキム・ハンシク代表
セウォル号沈没事故を捜査中の検察が船舶会社オーナーを出国禁止にして本格捜査に取り掛かった。
20日仁川地検と検察・警察合同捜査本部などによると、仁川地検特別捜査チームはセウォル号を運行する清海鎭海運の最大株主であるユさんなど2人と清海鎭海運キム・ハンシク代表(72)に対し、出国を禁止したと明らかにした。yahooニュース
聯合ニュース によると、セウォル号は基準の3倍超える重量の貨物を積載していたという。
日本から導入後、改造し、構造変更後に重心が51cm高くなったので貨物を減らしバラスト水を多くするよう指示されたにもかかわらず、それを無視して貨物を多く積んだため事故を招いたことが明らかになったというから確信犯といっていいだろう。
逃げた船長
今回のセウォル号の沈没事故において、逃げた船長の責任だと報道されているが、そのあたりはどこまでそういえるのか。
巨大な旅客船が転覆し、目の前が真っ白になり、冷静な判断ができる人間は相当な人であるだろう。
船長として生きている覚悟、度量が備わらないまま、船長の仕事をまかされていたらどうだろう。
この記事を参考にしてほしい。
私たちの知らない船長という奥深い仕事。
船長となるには様々な能力が備わってこそ果たせる仕事なのだ、ただ舵取りが出来ればいいというものではないのだということが理解できる。
韓国旅客船沈没事故の背景に多くの疑問が潜んでいることを今回の事故がおきるまで意識などしなかっただろう。
沈没事故の原因はまだまだ追求すべき深刻な要因が潜んでいるように思う。